家賃安い物件への引っ越しは節約的には無駄

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

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ファイナンシャルプランナーの世界では家賃は手取りの3分の1までと言われています。

現在の僕は手取り21万円で家賃8万円なのでその基準より高めです。

自分であればすぐ手取り24万円は超えるような気もする一方、昼間ほぼいないのでやっぱり無駄。

そこで、固定費を下げるべく「家賃安い物件への引っ越し」を検討しましたが、残念ながら初期費用問題でほぼ節約的には無駄でした。

家賃が安い物件への引っ越しを検討

初めての一人暮らし開始時「家賃は手取りの3分の1まで」というのは知ってたのに1万円程度ならと全く気にせず少し高めの物件に住み始めてしまいました。

新築、駅まで徒歩3分、7.6畳、バストイレ別、宅配ボックス付き、月8万円(管理費込)なので家賃相場的には特に高いとも思いません。

でも、昼間ほぼいない為、やっぱりそこまでいらないから家賃を下げたいと思い検討してみました。

賃貸の家賃は自分の為にならない

自分の購入した家のローンを毎月払えば、家が自分のモノになります。

でも、賃貸は違います。

賃貸に払うお金は大家さんのマンション建設費+大家さんの利益(大家さんのローン返済資金)を払っている状態です。

高い家賃を支払えば、その分良い物件に住めるかもしれませんが、金銭的な損得からいえば時間が過ぎてみれば大家さんの為にしかなっていません。

一人暮らし社会人の実質的な家賃は引きこもりの倍

また、社会人一人暮らしで家にいるのは平日は夜だけです。

さらに、一旦寝てしまえば豪邸であろうとウサギ小屋であろうと同じです。

24時間中家に滞在するのは寝る時間を除くと平均的には1日6時間程度です。

これが、昼間は外で働いている一人暮らし社会人が受けられる恩恵です。

一日の大半を家で過ごし、家賃の恩恵をフルに受けられる引きこもりと同じ基準で考えてはいけません。

変な感じですが、昼間外にいる人は引きこもりの半分の家賃の部屋で十分なのです。

家賃安い物件を実際に見学してみた

というわけで実際に不動産屋に行って家賃の安い物件を見学してみました。

  • 家賃を下げるのが目的
  • 同じ最寄り駅で駅から近いことを重視

と伝えると先に悪い物件を見せ最後に同じ家賃の中ではまあまあの物件を見せ、

不動産屋

ここは他は同じ条件ですけど少し狭い、こっちは少し古い、やっぱりウォーリー(僕が事前に調べた物件)みたいな家賃でこれだけのところは他にないですよ。決めちゃいましょ!

って営業手法を受けたので、そのまま乗っかって初期費用を見積もってもらいました。

そしたら、「家賃安い物件への引っ越しは節約的には無駄」となる可能性が高いことが明らかになりました。。

家賃安い物件への引っ越し節約は初期費用で無効化される

家賃安い賃貸への引っ越しは節約的には無駄

初期費用の内訳は以下の通り。

  • 前家賃5万円(1ヶ月分)
  • 敷金5万円
  • 礼金5万円
  • 家財保険料2万円
  • 鍵交換費用1万6千円
  • クリーニング費3万円
  • 保証会社保証料5万円
  • 仲介手数料5.4万円

前家賃はいずれ払う家賃なので抜いて考えても合計27万円。

さらに引越し屋で引っ越し距離1km程度で見積もってみても引越し代は4万円。

物件の初期費用と合わせると合計31万円かかります。

家賃安い賃貸に引っ越し後初期費用回収までの時間

家賃8万円から5万円の賃貸に引っ越せば毎月3万円浮きます。

でも、引っ越し代を含めた初期費用を回収するには

31万円÷3万円=10.3ヶ月かかります。

最低でもその期間は引っ越さないようにしないと赤字だし、住環境は下がります。

しかも、転勤・結婚等何らかの理由でまた引っ越さざるおえないことになればその時にもまた初期費用を払うことになり、

せっかく「住環境を下げて初期費用回収後に貯めたお金」も新たな引越しの初期費用で消えます。

家賃の安い賃貸に引っ越す節約などという無駄な考えは辞めよう

家賃8万円から5万円の賃貸に住み替え、4年経てば、初期費用回収後3万円×38カ月=114万円が節約できます。

でも、それはあくまでも4年経てばの話。

20代の4年って結構変化ある可能性大。

100万円程度の為にそれに縛られるのもつまらないし、地震きた場合のリスクも考えると無駄。

賃貸家賃は毎月支払うのもなので少し違うだけで積み重なってまあまあの金額になるのでこれから一人暮らし始める方はよく考えましょう。

一方、僕みたいに家賃ミスったかもしれない方は無駄な抵抗は辞めて収入増を目指しましょう。

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