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金利引き上げで債券価格が下落する理由

      2016/11/21

金利引き上げで債券価格が下落する理由

金利引き上げで債券価格が下落する理由

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金利引き上げで債券価格が下落する理由

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「米国の金利引き上げの可能性が高まっている」と聞くたびにいつも

カナショ
金利上がるとどうなるの?

っていうのを調べては忘れを繰り返している。

中でも「金利が上がると債券価格が下落する」という現象がなぜ起きるのかの理由をここにまとめておきます。

金融機関の調達コストが上がる

まず、「金利引き上げ」が行われると金融機関の調達コストが上がる。

すると、市場全体の金利が上昇する。

金利の高い新発債登場

市場全体の金利が上昇している中で新発債(新しく発行される債権)は今まで市場に出回っている債権よりも高い金利が設定される。

既存の債権価格が下がる

後から発行された新発債の方が利回りが高いので、今までに発行されていた債権は誰も買わなくなる。

さらに、今までの債権持ってた人も新発債を買うために今までの債権を売る。

売りが殺到すれば、当然価格が下落する。

価値のバランスが取られる

1万円で金利1%の既発債があるところに金利上昇が起きて1万円で金利2%の新発債が登場するとする。

すると、

  • 1万円で金利1%の既発債は売られて価格が下がって9000円に
  • 1万円で金利2%の新発債は10000円

価値に合わせた価格設定にバランスが取られる現象が起きる。

金利が下がると債権価格が上がる

金利が上がると債券価格が上がる理由は上記の通り。

逆に、金利が下がると債券価格が上がる現象が起きるがそれも同じメカニズムで反対のことが起きているだけ。

金利引き下げが行われると市場全体の金利も低くなるため、既発債の方が高いから金利の低い新発債は誰も買わない。

そのため、既発債の価格が上がっていく。

その他債券価格に影響を与えるもの

リスクオフ時も上がる

また、株式市場等のリスクが高まると株より安全性の高い債権が買われて価格が上昇するという現象も起きます。

反対に株式市場のリスクが弱まるとみんなリスクとってでもよりリターンの大きい株を買うようになり、債権は売るので債券価格は下落します。

将来金利への思惑

株や為替のニュースで「織り込み済み」という言葉が出てくるが、債券価格にも言えること。

将来金利が下がっていくだろうと思われていれば、実際に金利が下がる前(本当に将来下がるとは限らない)に国債価格は上昇。

将来金利は上がっていくだろうと思われれば実際に金利が上がる前(本当に将来上がるとは限らない)に国債価格は下落。

実際の債券価格上昇の様子

実際の債券価格上昇の様子を見ればよりイメージがつきやすいはず。

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これは長期国債先物価格3年分の週足です。

2016年1月マイナス金利導入されたところで急騰しています。

また、それより前の期間も低金利時代なので債券価格がじわじわと上昇を続けています。

金利引き上げで債券価格が下落するメカニズム

以上が金利引き上げで債券価格が下落するメカニズム。

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