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株主優待をノーリスクで取得できるクロス取引。
クロス取引にかかる費用は理解したものの、実際にいくらかかったのかを数字で確認しないと不安。
そんなあなたの為にクロス取引が終わった後、実際にかかった費用を調べる方法(今回はSBI証券の場合)を書いておきます。
目次
SBI証券でクロス取引にかかった費用を調べる方法
SBI証券口座にログインしたら、右上の「口座管理」にカーソルを持っていきます。
すると、メニューが下に伸びてくるので「取引履歴」をクリックします。
次の画面では「約定履歴」、「全ての商品」を選択し、「約定日」は実際にクロス取引をした時期になるように設定し、「照会」をクリックします。
約定履歴からクロス取引にかかった費用を調べる方法
ここまでやると約定履歴がずらっとでてくるので自分の調べたいクロス取引した銘柄を探します。
今回は例として、「全国保証」のクロス取引にかかった費用を調べることとします。
SBI証券で一般信用短期(5日)売り・現渡しを使ってクロス取引する場合にかかるコストは
株式現物買い手数料+信用売り手数料+金利(信用取引貸株料)
です。(詳しくは別の記事で書きます)
それが分かっていてもクロス取引初心者の方は結局どれをみれば正しい「クロス取引にかかった費用」が調べられるのか迷ってしまいがち。
SBI証券信用売り費用は現渡時に差し引かれることに注意
SBI証券では「現渡」すれば手数料がかからないはずなのに決済のタイミングで(404+15)円が引かれています。
これは一体何なのかと言うと「信用売り手数料+金利(信用取引貸株料)」が引かれているのです。
信用売り手数料は信用売りのところにも数字が出ていますが、実際には現渡の時点で差し引かれるため(191+15)は(404+15)円に含まれています。
なので、実際にクロス取引にかかった費用を計算するときは
272+21+404+15=712(円)
とするのが正解です。
金利も現渡時に差し引かれる
「404+15」のうち「191+15」以外の部分が「金利(信用取引貸株料)」にあたります。
全国保証のクロス取引した時の約定単価は4000円で100株だったので
4000(約定単価)×100(株数)×0.039(金利)÷365×5(日)=213.6(円)
が金利(信用取引貸株料)となるはずですが、ちゃんと
(404+15)-(191+15)=213
となり一致します。
クロス取引に実際にかかる費用が分かれば安心
クロス取引する前にかかる費用は計算していても本当に計算通りになったのか心配な方、是非上記の方法でクロス取引に実際にかかった費用を調べてみてください。
スタイリッシュぼっち