iDeCoのデメリットは承知だけどやる

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

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iDeCoのデメリットは承知の上で、開始することにしました。

制度としては発表当時から知っていて、内容的にもかなりお得だというのは分かっていたものの、

「60歳まで引き出せない」という部分が引っかかってスルーしていました。

…が、いつの間にか自分ももうすぐ30歳。

60歳なんてまだまだ先とは思っていたけど、これまでの人生をもう一回過ごしたころには60歳か…。

なんて思うとなんだかんだであっという間にやってくる気がしてきたので再度検討してみました。

iDeCoとは

個人型確定拠出年金、つまり、自分で作る年金です。

加入者は毎月一定金額を積み立てて(このことを「拠出」といいます)定期預金、保険、投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ります。

iDeCoでどれだけ得するのか

iDeCoは最低月額5,000円から、職業ごとに毎月拠出できる限度額は決まっていて企業年金のない会社員の場合は最大月額23,000円まで拠出できます。

自分はこちらに該当するため、30歳になる月から拠出開始した場合、2.3万円*12ヵ月*30年=828万円を60歳までに拠出することになります。

そして、これらの拠出金額は課税所得控除できるので、僕の場合は年間11.868万円(所得税33%+住民税10%で大まかに計算)の節税効果があります。

単純計算でこれが30年続くとすると356.04万円の節税になります。

拠出したお金が運用益ゼロだとしても最低でも節税分の356万円は得したことになります。

受取時も無税

iDeCoのデメリットとして挙げられがちなのが「拠出時には課税所得から控除されても受取時に所得税がかかる」というもの。

だが、ある程度若い人は、少なくとも29歳の自分の場合は無税で受け取れる。

そもそもiDeCoの受け取り方法は

1、 受給権が得られる年齢になった後、70歳までに一時金として一括で受け取る
2、 5年以上20年以下の有期年金として、分割で受け取る
3、 一時金と年金を組み合わせて受給する

の3つがあるが、退職金を受け取る時期さえずらせば無税で受け取れる可能性が高いので僕は1を選択予定。

受取時の所得税の計算は以下の通り。

一時金として受け取った場合は普通の退職金同様の退職所得控除の対象。

退職金であれば勤続期間だが、iDeCoの場合は通算拠出期間がベースとなる。

30年間拠出していた場合は

20*40+(30-20)*70=1,500

となり、1500万円までの金額なら無税で受け取れる。

また、退職金と同時に受け取る場合は勤続年数と通算拠出期間のうち長い方を選べる。

例えば、もし22歳から60歳まで勤続した場合はiDeCoの一時金部分も38年で計算できる。

その場合、20*40+(38-20)*70=2,060

となり、2,060万円までは無税で受け取れる。

退職金とiDeCoの積立金額次第では受け取る年をずらした方が支払う税金が安く済む。

iDeCoの隠れたメリット

iDeCoの隠れたメリットとして「自己破産しても差し押さえられない」ということをご存じでしょうか?

こんな神聖な領域を作る方法は他にはありません。

そんな事態があってはいけないのですが、何があるかわからないのが人生です。

これ知ったのが今iDeCoやろっかなって思い始めた一番の理由笑

ちなみに、基本60歳まで引き出せませんが、例外のひとつとして総資産が25万円を下回る状況になると引き出せます。

そんな状況下での数百万円は相当心強いものとなるはず。

iDeCoにかかる費用

iDeCoは口座開設時加入手数料が2,777円、口座管理料月額167円がかかる。

30年間のうちにかかる費用としては

2,777+167*12*30=62,897

となり62,897円かかることになる。

上記の通り今の自分の状態だと30年間で356.04万円節税になるし、1年拠出しただけでも11.868万円の節税になるので6万程度大した負担ではないです。

iDeCoのリスク

iDeCoの最大のリスクは「この制度がずっと続くかどうかわからない」ということである。

これからも税率は変わるし、年金だって受給年齢が引きあがったりしているのでiDeCoもどうなるかは分からない。

また、自分の選んだ商品が元本割れするリスクや為替リスク、物価変動リスクに関してはiDeCoに限ったものではないが、

60歳まで引き出せないのが少し不安。

でもiDeCoやる

将来がどうなるかわからないとかいうのは全てに言えること。

取り敢えず現行制度が著しく改悪されない限りはかなりお得。

30年後どうなってるかなんてわかりません。

自分が急に働けなくなるリスクや自分の労働力は円ベースであること、会社も円ベースであることから通貨分散の意味もふまえて

どっちにしろVTI、VTを積み立てています。(これだって過去を振り返る限り良い選択だと判断しているだけで未来はどうなるかわからない)

なので、そのうちの一部をiDeCoで積み立てていくことにすれば少なくとも節税分はお得です。

あくまでもリスクの分散という観点で松本、動きます。