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日本の銀行金利は低い。
そのため、銀行に何らかの手数料を払ってしまうとせっかくの金利が帳消しになってしまいます。
なので、手数料は徹底的に避けるべきなのですが、そこで役に立つのが住信SBIネット銀行です。
住信SBIネット銀行は少し手を加えて条件を満たせば簡単にATM手数料と振込手数料を月15回まで無料にできてしまいます。
目次
住信SBIネット銀行の振込手数料月15回無料にするスマートプログラム
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」というランクに応じて手数料無料回数が増えたり現金に交換可能なポイントが優遇されるサービスがあります。
ランクは1~4に分かれていて、ランクごとに手数料無料回数は以下の通り。
ランク4になればATM手数料と他行宛ての振込手数料がそれぞれ月15回まで無料になります。
住信SBIネット銀行ランクアップの条件
肝心のランクアップの条件がこちらです。
その1~その3のいずれかに該当すればそのランクになれます。
住信SBIネット銀行の振込手数料を簡単に月15回無料にする方法
上記の表をみるとランク4になる条件は
- 外貨預金+仕組預金月末合計500万円以上
- 外貨預金+仕組預金月末合計300万円以上+住宅ローン月末残高あり
ですが、これを満たすのはハード。
なので、一番下に書いてある「ランクアップ条件」と「ランク3」を組み合わせてランク4を目指します。
年会費無料SBIカードでランクアップ
SBI発行のクレジットカードの引き落とし口座として住信SBIネット銀行の口座を指定しておけばレギュラーカードなら1ランク、ゴールド・プラチナカードなら2ランクアップされます。
なので、ランクアップ目的でSBI発行のカードを作ればよいのですが、SBIカードはレギュラーカードでも年会費がかかってしまい、これでは得したのか損したのか分からない。
そこで、登場するのが年会費永久無料のスターフライヤーカードです。
MasterCardで作る場合に限り、発行会社はSBIカードになるのでこのスターフライヤーカードを住信SBIネット銀行口座で引き落ちるように設定しておけば1ランクアップさせられます。
追記:スターフライヤーカードは2018年1月31日でサービス終了となってしまいました。
ランクアップ条件としては2018年3月分まで適用されます。(2018年1月31日時点でランクが判定されるため)
自力でランク3への条件を満たし手数料月15回無料にする
スターフライヤーカードで1ランクアップできるので後は自力でランク3になるように条件を満たします。
300万円以上預けておけるのならそれでもいいけど、そんなにお金を持ってない人も1000円あれば「その3」の条件を満たすことができます。
この中の
- 外貨預金月末残高あり
- 給与・賞与・年金受取月内にあり
- SBIハイブリッド預金月末残高あり
の3つの条件を満たすのが簡単です。
最低限の外貨預金で条件達成
外貨預金は1円分でも残高があれば条件達成できます。
例えば、南アランドなら8.8円あれば条件達成可能です。(2017年6月現在)
給与振込口座に指定で条件達成
働いている人は住信SBIネット銀行を給与振込口座として指定しておけば条件達成です。
SBIハイブリッド預金で条件達成
SBIハイブリッド預金はSBI証券口座を開くと使えるようになる預金。
普通預金より金利が良く、定期と違って流動性もあり、元本保証(ペイオフ対象)なので住信SBIネット銀行使うなら普通預金よりこちらをメインに使った方がお得。
このハイブリッド預金口座と先ほどの外貨預金の合計金額が1000円以上になるように預金しておけば条件達成です。
住信SBIネット銀行は振込手数料月15回無料で使う
以上のようにすれば「ランク3」+SBIカードによるランクアップで「ランク4」と判定され、ATM手数料と他行宛て振込手数料が毎月15回無料になります。
銀行は金利にばかり注目されがちですが、日本の低い銀行金利で振込手数料分以上稼ぐのはかなりの元本が必要。
なので、金利を気にする前にまずは徹底的に手数料を払わない工夫をする方が実は効果的。
月15回無料だとなかなか手数料を払うことはなくなるのでかなりお得です。