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よく『お金持ちの思考』的なことを書いている自己啓発本とかミニマリスト本に出てくるのが
「良いものを長く使え」
というフレーズ。
精神としては好きなんだけど、古いと感じるので今回はこれに反論する。
良いものとは
このフレーズにおける
良いもの= 高いもの
的なことが多い。
当然、高いものの方がコストをかけられる分良いものである可能性は高い。
高いものの方が良いとは限らない
高いものの方がコストをかけられる分良いものである可能性は高いのだが、生産・販売している企業にもよる。
生産・販売している企業の利益率が高ければ値段が高いものでもその企業への利益分をたくさん払っているだけということになる。
→例えば、ブランド料が高いブランド品はブランドの会社に利益をたくさん払っているだけなので製品自体は割高であり、高い割には値段に見合うほどの内容ではない可能性が高い。
また、企業規模が小さい場合は当然仕入れ・生産数が少なくなるのでコストを抑えることは難しく、同じ材料を使っていたとしてもコストは割高となる。
→つまり、大量生産しているチェーン店は安くても良いものを提供することが可能。
ユニクロ最強
結局、「ユニクロ最強」ということです。
ユニクロの1万円のアウターはマイナーなセレクトショップの3万円くらいのアウターよりも高品質な素材が使用されている可能性大。
実体験からすると10万円出してやっとユニクロより若干いいかもねっていう程度。
ユニクロを買い替える方が高水準
「良いものを長く」という考え方だと
10万円のアウターを10年着る選択となる。
…が、定番品でも多少流行によって変化する。
例えば、同じチェスターコートでもその年によってスリムなものが流行っていたり、オーバーサイズのものが流行っていたりする。
別に流行りに乗る必要はないが、一応なんか古い感じにはなる。
また、技術は進歩する。
10年前のユニクロと現在のユニクロでは全く違う。
商品自体のクオリティが洗練されたのもある。
それだけでなく、イメージすら違う。
「ユニばれ」とかいってユニクロであることがばれるのが恥ずかしい的な感じだったのが、今ではインフルエンサーたちが「ユニクロコーデ」を公開してそれを真似する人々までいる。
そんなユニクロで1万円のアウターを毎年買い替えるほうが楽しいしお洒落だと思う。
良いものであっても10年も着ればさすがにくたびれるし自分自身の体系も変化する。
良いものを安く買い替えよう
というわけで、「良いものを長く」というフレーズを「高いものを長く」とはき違えないように注意しつつ、
大量生産でコストを抑えて良いものを提供できているであろう企業の商品を買い替えることをおすすめします。