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昨日、運行管理者試験(貨物)を受けてきました。
合格発表は来月です。
…が、確実に合格してるので、忘れないうちにその記録をしておきます。
勉強は独学2週間やれば十分簡単です。
運行管理者試験の合格ライン
運行管理者試験は全30問中の18問正解で合格となります(令和3年現在)。
また、全5章で最低限正解しないと不合格となってしまう足切りがあります。
それぞれ、
- 貨物自動車運送事業法1問(全8問中)
- 道路運送車両法1問(全4問中)
- 道路交通法1問(全5問中)
- 労働基準法1問(全6問中)
- その他運行管理者の業務上必要な知識・能力2問(全7問中)
です。
運行管理者試験合格の難易度
運行管理者の合格何度は以下の通りとなっています。
年度 受験者数 合格者数 合格率
2020(令和2年度)第1回 39,630名 12,166名 30.7%
2019(令和元年度)第2回 中止 中止 中止
2019(令和元年度)第1回 36,530名 11,584名 31.7%
2018(平成30年度)第2回 29,709名 9,743名 32.8%
2018(平成30年度)第1回 35,619名 10,220名 28.7%
2017(平成29年度)第2回 29,063名 9,605名 33.0%
2017(平成29年度)第1回 37,774名 37,774名 35.0%
2016(平成28年度)第2回 29,621名 6,096名 20.5%
2016(平成28年度)第1回 36,058名 10,868名 30.2%
平均30.3%(四捨五入)です。
7割落ちているのを見るとそれなりの難易度がありそうだと思いますよね。
でも、ちゃんと勉強せずに受けてる人が半分以上なのでしょう。
そう思うくらい、ちゃんと勉強すれば簡単な試験でした。
合格するのに使ったテキスト
使ったのは運行管理者試験対策.netの『【貨物】運行管理者試験 合格必勝セット』です。
こちらには、過去問5回分、模擬試験2回分、テキストが入っています。
試験勉強の流れ
2週間で独学合格した勉強方法の流れは以下の通りです。
1日目「過去問を解く」
まずは過去問1回分を解きます。
勿論、何の知識もない状態なので、ほぼ間違えます。
それでよいので、過去問を1問解く→その問題の解説文を読む、次の問題を解く、その問題の解説文を読む…を繰り返します。
30問90分の試験なので、知識ゼロ状態でこれをやるとものすごく時間がかかります。
え、この試験難しくない…wと思うと思いますが、大丈夫です。
2週間後には3秒で解答可能な問題が出てくる状態となり、30問40分もあれば十分な感じになります。
とにかくこういう感じであるということを掴むのが大事です。
2~9日目「過去問とテキストを1章ずつ完璧化する」
次に、「1章分だけの過去問を5回分やる→その章のテキストを読む→その章の過去問を再びやる」というのを5章分繰り返しましょう。
全体的にぼんやりと分かることよりも、1章ずつ完璧にしていくのが重要です。
また、同じ章の過去問を5回分やると気づくと思うのですが、同じような問題が何度も使いまわされています。
(例えば、1ヶ月の拘束時間は293時間とか年3516時間とか運転時間は9時間とか)
10日目「模試を2回分やる」
模試を実際の時間を計りながらやってみましょう。
この頃には、2~9日目の勉強によって問題文や選択肢を全部読まなくても秒で解答できる問題がある状態になっています。
というか、そもそも第5章以外は考えることで解答が導き出せる問題ではありません。
要点となる数字や単語や決まりを覚えているかどうかが問われているのです。
間違えた問題の解説を読み要点を覚えましょう。
11日目~12日目
最後に、もう一度過去問5回分、模試2回分を一周やりましょう。
その中で間違えた問題と、何故この答えになるのかが分からなかった問題があれば、その問題にチェックを付けていきます。
13~14日目
チェックの付いた問題だけをやりましょう。
また間違えたらもう一つチェックをつけましょう。
そして、今度は2つチェックの付いた問題だけをやりましょう
…というのを繰り返します。
運行管理者試験当日
ここまでやっていれば、特に心配はありません。
ただし、「正しいものを選ぶ」のか「誤っているものを選ぶ」のか等の初歩的なミスに気を付けましょう。
30分くらいで終わると思うのですが、そのまま出ていかずに最後に全問見直ししましょう。
「この問題は絶対正解してるよね」ってやつが余裕で18問以上あると思います。
僕は27問でした。
というわけで、運行管理者試験は合格率だけみておびえる必要はありません。
この記事が何かの参考になれば幸いです。