Studio Oneでクリッピングが起きた時の対処方法

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

studioone_クリッピング

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

Studio Oneで完成した曲を書きだそうとしたときにクリッピングによるエラーが起きた。

なので、その対処法を残しておきます。

Studio One書き出し時のクリッピング対処方法

Studio Oneで完成した曲を書きだそうとしたときにクリッピングによるエラーが起き、以下のような画面が表示された。

studioone_クリッピング

一応ファイルとしては書き出されます。

ちなみにクリッピングというのは音割れなので、上記のエラーがでたまま書き出されたファイルを再生しても、

再生する環境によってはあれ?問題なくない?ってなるかもしれませんが、他のデバイス等では上手く再生されない可能性があります。

今から説明しますが、簡単に直せるのでどうせなら直しておきましょう。

まずは、右下のミックスをクリックします。

studioone_クリッピング

すると、以下のような画面が出てきます。

赤で囲った部分が赤い場合はクリッピングが起きています。

オレンジのつまみで全体の音量を下げることによって解消できます。

あまり小さくし過ぎると、書き出されたファイルを再生する際に聞こえずらくなってしまうのでギリギリクリッピングが起きない範囲で最も大きい音になるように調整しましょう。

また、クリッピングが起きるかどうかは再生してみないと分かりません。

音量を下げたら再生してみましょう。

再生してみて赤で囲った部分が赤くならなければクリッピングが起きていないことになります。

なので具体的な作業としてはちょっと音を下げる→再生する→ちょっと音を下げる→再生するを繰り返し、ギリギリクリッピングが起きない音量にする作業となります。

もし、特定のシンセサイザーのみが大きすぎることによってクリッピングが起きている場合は各ボリュームをさげることでも

クリッピングを解消することができます。

(その代わり、全体の音のバランスは変わってしまいますので全体のバランスはそのままにしたい場合はオレンジで囲った部分で全体を調節すればよいです。)

曲を最初から最後まで再生してみて以下の画像のように赤で囲った部分が赤くならなければクリッピングが起きていない状態になったということになります。

この状態で曲を書き出すと「クリッピングが生じました」とはならずに書き出せるはずです。