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僕はミニマリスト目指してる人なので物をできるだけ減らしている途中なのですが、不要な服をメルカリやヤフオクを使って売ってきました。
身の回りも片付くし、お金にもなるので一石二鳥って思いこんでいました。
でも、かなり時間がかかっていて「メルカリ・ヤフオクの時給計算したらどれくらいになるんだろう」って思って計算してみました。
要らない服は減らすのは時間と集中力の節約
要らないものを身の回りから無くすことは空間を広く使えます。
しかも、要らないものの中でも服が減れば、毎日どれを着るかで迷う時間の節約と集中力の節約にもなります。
スティーブジョブス氏もいつもファッションを決めてしまい、服を選ぶ時間を人生の中から削っていました。
要らない服はメルカリで売ればお金になる
しかも、服を減らす時にメルカリ・ヤフオクを使えば、換金化することも可能です。
なので、一石二鳥だと思い服以外の不用品も含めて500個近く売りました。
で、この話をもうすぐ引っ越す友人にしたところ、
[voice icon=”http://foodsample.catfood.jp/25sai.info/wp-content/plugins/speech-bubble/img/kurumi.jpg” name=”友人” type=”r line”]私の要らない服も売ってよ[/voice]って言われたので服50枚くらいを受け取って出品作業してたら8時間くらいかかったのです。
いつもはこま切れの時間で作業をしていたので何とも思っていませんでしたが、8時間もかかった時給的にはどれくらいになってるのかが気になりだして計算してみました。
メルカリで要らない服を売るのにかかる時間
メルカリで要らない服を売るまでの作業は以下の通り。
商品写真撮影時間
写真は売れるかどうかを決める一番大事な部分なので丁寧にやります。
ぶれたり、余計なものが入らないようにスペース開けたり、照明調節して実物より良く写します。
- Tシャツ→表、裏、ロゴを撮影
- カバン等撮る部分が多いもの→4枚以上撮影し、分割画像編集等で4枚にまとめます。
という作業なので1つの商品を撮影するのには2分かかります。
採寸、状態確認にかかる時間
例えば
- Tシャツ→着丈、肩幅、身幅、袖丈
- パンツ(ズボン)→ウエスト、股上、股下、裾幅
を計り素材を確認。
まとめて計る作業をやるためにメモしていきますが1つの商品に2分はかかります。
商品の状態は5秒で判断します。
出品作業にかかる時間
まとめて出品する為にはスマホよりパソコンからの方がスムーズ。
なので商品を撮影した写真をスマホからパソコンに送りパソコンから出品作業します。
- 他の出品者が何円で売ってるかの確認→1分
- 画像アップロードにかかる時間→30秒〜1分
- サイズ・状態の入力→1分
- 送料の計算→1分
売れた後の取引連絡時間
- わざわざ連絡してこなくていい「よろしくお願いします」等のコメントへの返信
- 入金の確認
- 発送後の連絡
一瞬の作業ですが毎回アプリ立ち上げるので合計1分30秒はかかっています。
売れた要らない服を探す時間
売れたら要らない服の山の中から売れた要らない服を探します。
多少は分類して保管していますが最低3分は必要です。
梱包作業時間
封筒に入る本や小物は一瞬ですが、服の場合は送料を抑えるために妥当なサイズの袋を探す時間も含めれば1分はかかります。
発送先入力時間
メルカリ・ヤフオクアプリを立ち上げ
- 発送先住所を確認して発送する商品に書く
- または、クリックポストに住所入力して印刷して梱包し終わった商品(不用品)に貼り付ける
と言う作業も3分かかります。
郵便局に持っていく時間
会社の近くに郵便局があるので昼休みに出しに行きますが、並ばなくても往復時間も含めて10分はかかります。(写真は夜だけど)
発送連絡、評価時間
発送後の連絡と落札者の評価で1分はかかります。
クレーム対応時間
たまにクレーム来たらその対応にも時間が必要。
今では慣れて何とも思わなくなりましたが、最初は直接的に取られる時間というよりショック受けたりイライラしたりして他の仕事の邪魔になります。
メルカリにかかる時間合計
以上、全て足すと、不用品販売にかかる時間の合計は27.5分。(クレームは省く)
売れてからの作業は同時に複数個できれば1個あたりの時間はもう少し短くて済みますが、同時に何個も売れるかどうかをコントロールすることはできません。
メルカリの純利益を計算
今度は要らないものが売れた後の純利益を計算してみます。
メルカリの手数料
メルカリもヤフオクのフリマ出品も手数料は10%。
送料
極力クリックポストで発送すれば164円です。
無理やり詰め込むとクレームの原因になりますが、継続的に商売としてやるわけではないので利益が優先。
メルカリの純利益
「500円送料込みでTシャツを売り、クリックポストで発送した場合」
手数料:500×10%=50円
送料:164円
純利益:500-50-164=286円
「1000円送料込みでTシャツを売り、クリックポストで発送した場合」
手数料:1000×10%=100円
送料:164円
純利益:1000-100-164=736円
500円のTシャツと比べてかなり時給が上がる感じですが、同じ1000円でも送料が高いものだと全然意味なくなります。
「1000円の分厚いセーター売った場合」
手数料:100円
送料:500円
利益:1000-100-500=400円
Tシャツとシャツ以外は基本250g超えるので定形外で最低でも送料500円は覚悟が必要です。
メルカリの時給
というわけで、時間と利益が分かったので時給を計算してみます。
「500円の要らないTシャツを売った時の時給」
286(円)÷27.5(分)×60(分)=624(円)
「1000円の要らないTシャツを売った時の時給」
736(円)÷27.5(分)×60(分)=1606(円)
「1000円の要らない分厚いセーターを売った時の時給」
400(円)÷27.5(分)×60(分)=873(円)
500円だと送料が安くてもやる価値なしって感じでした。
メルカリ時給含めた損益分岐点
逆にメルカリで売るという作業が無駄にならないのはいくら以上の利益が狙える時なのかを計算してみました。
全国の加重平均最低賃金は848円なので時給848円は無いとバイトした方がましということになると考えて計算するとこうなります。
848(円)÷60(分)×27.5(分)=389(円)
389円利益が必要。
つまり、売値×0.9-送料>=389(円)以上の値段で売れない不要な服は即座に捨ててバイトに向かうか買取業者に頼んだ方が合理的です。
メルカリで時間を無駄にするな
これまで僕は要らない服の処分を一貫してメルカリかヤフオクで売ってきましたが私生活の時間のほとんどがその作業となってしまっていました。
500円くらいのものも大量に売ったので時給はかなり低いはずです。
皆さんも売れるからといってメルカリに惑わされて時間を無駄にしないようにお気をつけください。